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香月の物語-終-⑥

香月コーポレーションになったからといって、何かが大きく変わるわけではありません。

むしろ、変えなかったことの方が多いと思っています。

無理に広げることも、数字だけを追いかけることも、最初から、私の中にはありませんでした。

物事を感情だけで決めるのは、得意なほうではありません。

現実を見て、起きていることから目をそらさず、曖昧なまま進むより、一度立ち止まって考える。そんな選択を重ねてきました。

大切にしたいのは、これまで香月が積み重ねてきたことです。

続けてきた時間の中で、少しずつ形になり、輪郭がはっきりしてきたもの。

目の前の一人に、誠実であること。

技術も、言葉も、空間も、揺るがないままでいること。

それは簡単なようで、決して楽なことではありません。

けれど、自分の中で納得できないやり方や、その場しのぎの選択を、選ばずにここまで来ました。

率直でいること。約束を軽く扱わないこと。信頼を預かるという重さを、いつも自分に問いながら、歩いてきました。

そして、ここに関わる一人ひとりが、安心して力を出せる場所であること。

誰か一人が無理をして支えるのではなく、人と人が支え合いながら、時間を重ねていける場所でありたい。

香月で積み重ねてきたものを、今の形のまま大切にしながら、見える景色を少しずつ広げたい。

店舗展開も その延長線の中にあります。

数を増やすことが目的なのではありません。

香月で大切にしてきた考え方や在り方に、ここで過ごす時間の中で救われたり、そっと背中を押されたりする人がいる。

そんな経験を、ひとりでも多くの方に届けていけたら。その想いから、生まれた選択です。

誰かが無理をする場所ではなく、一人ひとりが、自分らしく立てる場所を、少しずつ増やしていく。

その結果として、今よりも穏やかに、今よりも幸せだと感じられる人が増えていけばいい。

そう思いながら、次の一歩を選んでいます。

形は変わっても、

「香りのように心へ届き、月のように静かに、美しく在り続ける。」

香月コーポレーションは、これからも、その想いとともに歩み続けます。 

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